霊峰富士、近づいて見れば・・・ 静岡地理教育研究会



静岡地理教育研究会は、1968年に発足した。 現在会員は15名。毎月一泊の月例会をもって活動しています。 主として高校の社会科の教員が多いが中学校、小学校の教員、主婦も会員になっています。

活動は、授業研究と地域調査です。1969年の富士川火力の問題をきっかけに、 富士市の工業と公害の調査を行うなかから水の問題にテーマを求め、 富士川の調査を実施し、1976年に『富士川の変貌と住民』を出版した。 同じく川シリーズで、大井川を調査し、1989年に『よみがえれ 大井川』を出版した。 現在は、富士山にテーマを設定し調査中である。2000年調査結果を出版の予定である。

『富士山は 今』(仮題)と題して、社会科学的にとらえた富士山の実態を次の項目で調査中である。

第1章 森林と林業
第2章 豊かな湧き水
第3章 新しい工業団地
第4章 観光開発
第5章 西富士開拓の歴史
第6章 山麓の農業
第7章 オウムに揺れた村
第8章 東富士演習場
第9章 忍草の火は消さず
第10章 ヘドロ、山に登る
第11章 富士公害と牛飼いのむら
第12章 富士山と宗教
第13章 富士山世界遺産への道

富士山については、自然や歴史など個々のすぐれた研究がなされていますので、 本会としては、社会科学的な視野で総合的にとらえて調査をし、考察を試みた。