フジアザミの保護・育成活動 東京電力(株)沼津支店御殿場営業所



沼津支店御殿場営業所は、1990年から10年以上にわたり、 富士山麓においてフジアザミの保護・育成活動を続けています。 フジアザミはキク科、多年草の高山植物であり、 夏から秋にかけて赤紫色の美しい花を咲かせ、また、根の長さが1m以上にまで伸びて、 土砂崩れを防ぐ「自然の杭」としての役割も果たします。

保護・育成活動は、10年前、 社員が地元の植物研究家の方より、 フジアザミが絶滅の危機に瀕していることなどを伺って開始しました。 その方法は、営業所構内で種をまき、 苗を1年半の間育成した後で富士山へ植栽するというものです。 このサイクルを毎年繰り返し、1991年から1999年までの間に、 地元の方々を中心に延べ1750人にもご参加いただいて、 約27,500株の苗を植栽してきました。 こうした地道な活動が高く評価され、1999年、 同営業所は第50回全国植樹祭において「静岡県緑化功労者」として表彰されました。