富士山文化、それは縄文中期の列石遺構を持つ千居(せんご)遺跡、前方後方墳として貴重な浅間古墳等に始まり、 万葉集にみる雄大な富士山を詠んだ和歌の数々、竹取物語、曽我物語など、古くから現代にいたる多彩な文学および絵画、 加えて修験道や富士講等信仰にかかわる遺跡、伝説、伝承ならびに寺社の建造物であり、それらは日本の文化創造に限りない影響を与えています。 このことは富士山が歴史を超越して多くの人々から畏敬され、親しまれ、愛されてきた証しで、 富士山が国の特別名勝に指定されている理由でもあると思われます。
富士山本宮浅間大社は一説によると全国に1,300社ほどある浅間神社の総本宮であり 、現在の社殿は徳川家康が慶長9年(1604年)に寄進したものです。
源頼朝の巻狩が起源とされるやぶさめ祭りは、毎年5月の4日から6日までの3日間、5万人以上の観光客を集めて行われます。